6期 三原 秀公(62歳)
私は啓光学園中・高を経て大阪歯科大学を卒業し、現在は開業医として、地域医療に 携わっております。思い起こせば、中学・高校時代は定期試験、学力テスト等勉強漬 けの日々でした。また、クラブ活動であるワンダーフォーゲル部での夏合宿は思い出 深いもので、テント生活、思いリュックを背負っての登山の一週間はとても辛かった です。しかし、山々の素晴らしい景色、OBの温かい援助や仲間の友情は、今も心に残っているものです。下界に降りたときに日々の生活がいかに満ち足りているのかをしみじみと感じ、その環境の違いに気付くことが出来ました。中学受験とはやはり、保護者様の意向が大きく反映されます。当事啓光学園を選んだ両親に今深く感謝してます。
44期 浅田 有哉
私は、啓光学園でかけがえのない友人達に出会いました。彼らはバレー部の同期で卒 業後もクラブチームを作って試合に出たりしています。彼らと共に歩んだ高校生活は 楽しく、ときに厳しいもので、私の人生の糧となっています。また、学問の面では、 本当に良き恩師に恵まれたと思っています。入学当初から希望していた大阪大学に進 学することができたのも、恩師がいたからですし、啓光学園教育プログラムのおかげ であったと思っています。また、啓光学園の同窓会は本当に強い組織だと感じていま す。定期的にゴミ拾いなど環境奉仕活動を行い、同窓会の会員との交流も多いです。 私は現在JTBで勤務していますが、同窓会の方々にも大変お世話になっています。
8期 西田 和彦
多くの人が近くの公立に進む中、遠くても私立に進学することは大変な努力をした結 果かけがえのない自信と誇りを得ることができます。中・高六年の一貫教育の中で礼 儀、思いやり、気配り、友情を育み多くの親友を得ることはその後に人生を送るうえ で大変かけがえのないエネルギーとなっていきます。責任のある言動や人の中心的存在になるという自覚も芽生えることでしょう。また、私立に進学すると言うことは、 六年間での長いスパンで計画的にカリキュラムが組まれているため充実した無駄のな い学習ができるのも大きな利点といえます。この人生でのかけがえのない間最も重要 な六年間を啓光学園で精一杯エネルギーを燃焼し、優しく人間味がある人格を形成し ていってください。
ライフプランナー 坂井 保之
今振り返ると、高校生活は人間形成する時だったと思います。また、その影響力はこ れからの人生の基礎となると感じております。私は啓光学園で多くの事を学び、特に 印象に残っているのは2つあります。1つは、先生(学校)と生徒の距離感が近かった事 です。勉強、クラブ活動、遠足、文化祭など、何をすれば楽しく行動でき解決できる か、つまり、自ら行動を起こすことを学べたことが現在にも生きております。そして 伸び伸びできる環境を作ってくれた先生、校風にも感謝です。もう1つは、クラブ活動 で心技体の心を鍛えられたことです。自陣ゴール前、『ここを破られると負けてしま う。』なにがなんでも体を張って守る、みんなの為、自分の為。辛抱、辛抱、辛抱。 どんな時も逆境に負けない心を身につけることができました。高校時代はこれら多く の事を学んでいたことは考えもしなかったですが、社会人になり仕事に、家庭にと人 生を歩んでいく中で、ふと振り返ると、啓光学園に進学し、培って来たことは間違い なかったと思っております。そんな出会いに感謝です。また、高校生活の3年間を充実 したものにしてもらいたい。例えば、勉強やクラブ活動、友達や先生との交流など、 何でも良いので思い切り楽しんで追求してみてください。これから長い人生を歩んで いく中で、楽しいこと、苦しいことがあっても、きっと啓光学園だから吸収できたこ とが様々な形となり、決まりきったことをこなすだけでない人間形成ができるはずで す。そして、世代間を越えて、啓光学園の伝統を継承してくださいね。
15期生 柿花 龍治
私と舞台芸術との出会いは、高校一年生のクリスマス会から始まります。同級生や先生方に誘われて参加した会で、目の当たりにしたビックバンド・ジャズの音色、それは電撃を受けるほどの衝撃でした。翌日、楽譜一つ読めないままクラブボックスの扉を叩いていました。啓光学園 音楽部との出会いが、ここから始まります。楽器に命を吹き込むべく、毎日 音楽室に通い1人で音をだしていた地道な努力。アンサンブルとして、ハーモニーを奏でる中で培われた部員同士の協力と連帯。そして、 文化祭や定期演奏会で、自分の持てる力を出し切る清清しさ。それら全てが 今の自分の生きる道へとつながっています。そして、高校時代出会った多くの音楽家達は、現在、日本を代表するミュージシャンや落語家へと成長し、活躍しています。彼らは、舞台芸術のプロデューサーとして活動する私の仕事を支えてくれる良きパートナーです。まさに人は宝です。
啓光学園を卒業して 早35年。今も先輩・後輩たちと友情を深める機会は多く、人との結びつきの強さを有り難く思う今日この頃です。歴史と伝統に培われた啓光学園は、各界に優れた人材を輩出しています。新入生・在校生の皆さんも この素晴らしい伝統を受け継ぎ 後世へとつなげて頂きたいと思います。私たち 卒業生一同もその協力を惜しみません。
24期生 椎山 聡
私は啓光学園に途中入学という特殊な形で入学しました。そのような状況でもすぐに友人が出来、とても温かく私を迎え入れてくれた事を感謝しております。高校2年の夏に編入したのですが、その年の冬休みには、友人たちとスキー旅行に行った事を記憶しています。今もその頃の友人と付き合いをしております。そのような温かい環境を作って頂いた先生方にも、とても感謝しております。
また、人に対しての優しさや、社会に出て生きるための強さは、心と頭の柔軟さが不可欠に思います。そのような事は、学校生活での人との関わり合いや、クラブ活動での上下関係にて養われると思います。今を大切に送る事が将来の自分の糧になるので、月々の生活を充実させて下さい。
そして今、自分は大学卒業後、父の仕事を継ぎ、学校制服の仕事をしています。常翔啓光学園の制服も啓光学園創立当時からさせて頂いております。制服が変わり、共学になり女子生徒が入る中、様々な変化にも柔軟な対応が出来るよう、日々、努力をしております。